一人社長とは「自分という会社を経営する」ということかもしれない
一人社長という言葉には、どこか自由で気楽なイメージがあります。
満員電車に乗らなくていいし、上司に怒られない。働く時間も自分で決められる。
確かに、それは間違っていません。
しかし実際にやってみると、一人社長とは「自由な働き方」というより、
“自分の人生そのものを経営する生き方”
なのだと感じます。
会社員とは違う「人生のハンドル」を握る感覚
会社員時代は、ある程度「会社」が人生の方向性を決めてくれていました。
毎月給料が入り、仕事が割り振られ、組織の中で役割を果たしていく。自分で深く考えなくても、ある程度は人生が進んでいきます。
しかし一人社長になると、それが一気になくなります。
そういったことを、全部自分で決めなければなりません。
最近は、会社を経営しているというより、
“自分自身を経営している”
という感覚の方が近い気がしています。
「誰と働くか」は「どう生きるか」に近い
例えば、体調管理も経営の一部です。
一人社長は、自分が止まると仕事も止まります。だから睡眠や健康、集中力まで含めて、自分で管理する必要があります。
また「誰と働くか」も非常に重要になります。
会社員時代は、「仕事だから仕方ない」と割り切っていたことも、一人社長になると、自分の人生の消耗として直接返ってきます。
売上は良くても、精神的に疲弊する仕事を続ければ、長くは持ちません。
逆に、一緒にいて安心できる人や、価値観の合う人との仕事は、単なる利益以上の価値があります。
だから一人社長をやっていると、
「誰と働くか」は、「どう生きるか」に近い問題になる
のだと思います。
老後まで含めて「人生設計」を考えるようになる
一人社長になると、老後について考える機会も増えます。
会社員であれば、ある程度は組織や制度に人生を預けることができます。しかし一人社長は、老後の生活や働き方まで、自分で設計しなければなりません。
どのくらい働くのか。
どれくらいお金を残すのか。
何歳まで現役でいるのか。
そういったことを考えていると、「仕事」と「人生」が切り離せなくなっていきます。
最近感じるのは、一人社長とは、
「人生の投資家」
のようなものだということです。
短期的なお金を優先するのか。
長期的な信頼を積み上げるのか。
今の楽さを取るのか。
未来の自由を取るのか。
日々の選択が、そのまま数年後、数十年後の人生につながっていきます。
自由とは「選択の責任」を持つこと
一人社長になる前は、「自由」という言葉に憧れがありました。
しかし実際には、自由とは楽なことではありません。
本当の自由とは、
“自分で選び、その結果を引き受けること”
なのだと思います。誰も決めてくれません。
だから不安もありますし、孤独もあります。
それでも、
「自分で選んだ人生を生きている」
という感覚は、会社員時代よりもずっと強くなりました。
まとめ
一人社長とは、単なる働き方ではないのかもしれません。
それは、
「どう生きるか」を、自分自身に問い続ける生き方
なのだと思います。
そういった人生全体を、自分で考え、自分で決めていく。
一人社長とは、
“自分の人生そのものを経営する生き方”
なのかもしれません。
